推薦します
このドキュメンタリー映画へのメッセージを紹介します。
ジェフリー・M・スミスは、これまで行われてきた数多くの動物実験を精力的に分析して、遺伝子組み換え食品がいかに健康に脅威をもたらすかを立証してきました。その作業は、一冊の本にまとめられましたが、それと同名の映画が作られ、さらに深く突っ込んだ内容になって、私たちは映像で見ることができるようになりました。この日本語版の製作は、大きな意義があります。ここには遺伝子組み換え食品の真実があります。
以前熊本に伺った際、原田正純ドクターに招かれたことがあった。彼の一言「環境問題に医師がでてくる時は、もう手遅れだ。」水俣に限 らず、予見不能なリスクが潜在するからこそ、食や環境にはくれぐれも慎重な取り組みが必要だと感じる。
TPPなどの自由貿易の流れが止まりません。そこにはモンサントやカーギルなどの食物メジャーの思惑があります。この作品は大企業が私たちの胃袋を支配し、命より利潤を追求する醜い、恐ろしい様を見事に告発してくれています。ぜひ日本語版を実現し、みんなで広げましょう!
人の身体は食べ物で作られます。その食べ物が不自然なものであれば、身体に不具合が生まれるのは当然でしょう。遺伝子組換え食品を食べ続けたら、身体にどんな変化を生まれるのか。今すぐこの映画を観て、多くの研究者や医師、農家、活動家たちの警告を聞いてみるべきです。そして、農家を支配する特許種子をも見過ごすことはできません。是非、今一度、この映画を通して、遺伝子組換え食品について考えてみてください。
河名秀郎(ナチュラル・ハーモニー代表)
人間の欲望は留まることをしらない。私たち人類は自然の掟を破ってでも。利益を優先すべきなのか。種の世界はまさにその象徴とも言える、種はいのちの源です。そしてその種は誰の物でもない。それは自然界のものであるはずです。それを支配、コントロールすることはそもそもできるはずはない。スーパー害虫の出現がそれを物語っているのではないでしょうか。この映画を通じ、私たち人類は自然界に生かされている存在であって、決して法を犯しては生きれないことが伝わると思います。そして人間が自然に対してしていいことと、いけないことを示す指標になっていただきたいと願っています。
遺伝子組み換え食品が、今や全生物の生命を脅かす地球規模の「悩みのタネ」になっている。独占企業の戦略を見破れないのは、私たち一人ひとりの生き方が土から離れてしまったからだ。これ以上、未来の世代に“負の遺産”を残すのか。引き継ぐべきは、「知」の蓄積によるGM種子ではなく、全員参加による「地」の蓄積のタネなのだ。この作品を観たら、誰もが自然の中で育った「真実のタネ」を蒔かずにはいられないだろう。
アメリカ国内で遺伝子組み換えを批判するのは容易でない。巨大なバイテク業界から激しい攻撃を受けるからだ。そんな状況の中で、ジェフリー・M・スミス氏は長年にわたって、深い闇の中に閉ざされたこの問題を追求し続けてきた。私たちは毎日、大量の遺伝子組み換え食品を食べている。その結果、自分や子どもたちの健康に一体、何が起きているのだろうか。食の安全に少しでも関心がある人なら、必ず見て欲しい映画だ。
田中優(未来バンク事業組合 代表)
これは農をめぐる文明の衝突だと感じます。工業的に何でも従わせようとするアメリカ的な農業と、アジアや多くの途上国に広がる他の生命と支え合っていこうとする農法との。しかしアメリカ的なやり方は、長くは続けられません。長期的には必ず失敗します。『緑の革命』がそうであったように。でもコマーシャルと利益の獲得は上手です。
私たちはどんな未来にしたいのか。まずは相手側の正体を見てみましょう。そんなときにこのドキュメンタリーはうってつけのものだと思います。
この映画は、遺伝子組み換えの脅威を様々な角度から検証し、遺伝子組み換え食品の現状や体への影響について、とてもわかりやすく説明しています。中でも科学的なデータの積み重ねによる検証と同種の他の映画には登場していない米国政府機関の中心にいた人物の証言などは説得力のあるものです。
これから私たちにできる事、私たちの生活を守るための方法も提起されています。昨年12月に当団体で上映会を開催し、たいへん好評を得た作品です。遺伝子組み換え食品・作物による健康への安全性に対する懸念、環境に対する悪影響への懸念、種の独占など農家と消費者の権利の侵害、これらの問題をより分かりやすく一人でも多くの人に伝えるために日本語版の制作が必要です。
スーパーでこれは遺伝子組み換えか?そうでないか?
ニュースで遺伝子組み換えは安全か?そうでないか?
いつまでもそんな「くだらない迷い」に終止符を!
選択は一つだけ「遺伝子組み換えはいらない!」
藤木千草(一般社団法人ワーカーズ・コレクティブぷろぼの工房 代表)
遺伝子組み換え作物やそれを使用した遺伝子組み換え食品が人体に及ぼす影響ははかりしれません。しかし、どんどん増え続け、知らずに食べている頻度も増えています。その事実を広めてストップをかけるためにも、多くの皆さんに見ていただきたいドキュメンタリー映像です。
特に、子育て中の親に観てほしい。この映画は、GM問題が健康にもたらす深刻な影響を具体的に伝えており、その内容は想像をはるかに越えている。放射能汚染の内部被ばく同様、とりわけ子どもへの影響は計り知れない。GM作物に含まれる殺虫毒素や大量散布されているラウンドアップ(除草剤)が人体を蝕んでいること、子どものアレルギーや自閉症の増加の要因にもなっていることなどにも言及している。一刻も早く、一人でも多くの人にこの問題を知ってもらい反対運動を拡大していかないと、あまり時間は残されていないのではないか。
GMOを一番食べさせられてきた米国の人々。この映画で、研究者、医師、農家、消費者、運動家たちが発する警鐘の数々。GMOを含む食品や飼料が人や家畜の健康にいかにダメージをもたらすか。GM大豆の入った粉ミルクなんて、戦慄を覚えます。GMOのない食卓を取り戻すために、オーガニックを選ぶ人たち。GM大豆やトウモロコシの最大の輸入国である日本の私たちにとっても彼らの粘り強い行動の広がりは希望を与えてくれます。
GM食品がいかに人間の健康にとって脅威であるか、これほど具体的にわかりやすく示してくれた映画は他にない。GM食品が市場に出回るようになってから、アメリカで各種の慢性病がいかに増えているか、示される具体的な統計や症例には説得力があり、必見だ。アメリカにはないGM表示義務が、日本では不完全ながらもあることで、かろうじて日本人は守られている。脅かされる表示義務を死守することの重要性を再認識するためにも、1人でも多くの人にこの映画を見てほしい。
この映画の中で遺伝子組み換え食品による健康被害の実態が見事に浮彫りにされています。人為的に遺伝子を操作することは命を操作することで、自然な命に人間の意志が介入することになります。その意志が自然なもの、つまり神様の目からみて正しいものであれば問題ないと思いますが、不自 然なも の であれば、 その種から生まれた作物も不自然なものとなり、人の命を傷つけることになってしまいます。まずは、アメリカをはじめ世界で、農業や食 の 分野で起こっている深刻な危機の実態を知り、一人一人がこの問題に対しどのような選択をしていくのかをぜひ考えてみてください。
GM作物の日本輸入が始まった96年、この技術が将来の食糧危機を救う夢の技術であるかのような触れ込みでした。しかし実際は、収穫量は増えないどころか、開発企業はセット販売する農薬使用量を増やし、種子支配を強め、健康被害を検証しようとする市民団体や学者の妨害までする。人の命や健康、環境保全など関係ないという企業に夢など語って欲しくはありません。原発の安全神話が崩れたように、この映画でGMOの安全神話もありえないことだと多くの方が知ることになると思います。
印鑰智哉(オルター・トレード・ジャパン、ATJ)
日本の中では遺伝子組み換えの持つ問題はまだ目に見えないかもしれません。この映画によって、それが目に見える問題へと変わっていくでしょう。そして「変えられる」そんな感覚が得られる映画だと思います。日本での食の問題を可視化できる強力なツールになると思います。遺伝子組み換え&農薬による健康被害そして企業による食の支配が進まないためにもこの映画をぜひ活用していただきたいと思います。